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- 代表挨拶
治療院で痛みや不調などが一時的に体調が良くなっても、ご高齢の方は「加齢による変性」で年々回復力が低下していってしまうのが現状です。体力が低下し精神的にも落ち込んでしまい認知症などになると生活の質は極端に低下してしまいます。そこで我々のデイサービスでは、お一人お一人の状態に合わせて、適切なトレーニングを重ねることで、より効果的に肉体的や精神的によりよい状態を維持することを目指しました。
かなりの方々の体力の維持には貢献できたつもりでしたが、それでも10年近くお付き合いしている方の中には、同年代の方々よりはかなり良い状態ではありつつもやはり年齢的にどうしてもデイサービスにも通えなくなってしまう方々も出てきてしまいました。
その為にご自宅でも適切な看護やリハビリを続けて頂きたいと考え訪問看護や訪問リハビリを開所し、さらに幅広い方々にも貢献したいと考えて小児・神経難病・脳卒中・呼吸疾患・その他の多様な疾患や障害に対応し、安心して在宅療養を迎えて頂くために対応出来るようにしました。
その上でさらに頻回で手厚い医療や介護が必要になった時のために、通常の老人ホームなどでは受け入れが難しい事が多い重度の介護度や重度の疾患・障害をお持ちの方に対し医療や介護の枠組みからあぶれる方々をなくしたいという想いで医療依存度が高い方に特化した老人ホーム開設する形へと発展させてきました。
現在も関東各地に新施設を開設させ続けていますが「すべての方々に最善を尽くし医療や介護を通じて幸せにしたい」という想いに変わりはありません。今後も皆様に必要とされる医療や介護を普及させながらも常に最適な方法を考え実践して進化し続ける。これが私たちが実現したい想いです。
その為に、我々には3つの大きな目標があります。
我々の1つ目の目標は、ご高齢の方々が運動や機能訓練で体力を維持しQOL(生活の質)を維持し健康寿命を延ばすお手伝いすることです。
2つ目の目標は、1つ目の目標が達成されている状態を基に、それでも永久には避けて通れない加齢による変成などに対応するべく看護師や療法士が生活に寄り添い、体調が悪化してきた際も入院に過剰に頼らず住み慣れた環境でしっかりとした医療や介護を受けられるよう在宅ケアで入院や施設入所に劣らない高水準の医療、介護を実現することです。
それと並行して3つ目の目標は勝ち組負け組に代表されるような金銭的や即物的な豊かさだけを追うことなく、様々な年代、性別、健常者、障碍者すべての方々が同じ地域で住み続け助け合い楽しみを分かち合いながら生活していくことが出来るようになる事です。
過剰な医療や介護に頼らず適正な対応をすることで世代間の負担を軽減に貢献し、今後も保険医療制度を持続可能なものとすること、障がいをお持ちの方も施設ではなく地域で支えあって生活していくことが立場の違う他者をいたわる気持ちにもつながり、この国の未来を明るくする事につながるようになると我々は信じています。
われわれの仕事は日本の未来を明るくする事です。
代表取締役社長 小南 忠史